ボイスソムリエ 機能一覧
「PPT2Voice Neo」は、「PPT2Flash」、「PPT2Mobile」という2つのオーサリングソフトに、日立ビジネスソリューション株式会社の音声合成ソフト「ボイスソムリエ ネオ<デュオ>モデル」がセットになったパッケージ商品の名称となります。
以下、「ボイスソムリエ ネオ<デュオ>モデル」と「PPT2Flash」「PPT2Mobile」それぞれの機能についてご紹介致します。
PowerPointナレーション作成機能
Microsoft Office PowerPointと連携し、音声付スライド作成を強力に支援する、アドインソフトウェアが付属しております。
※本機能のご利用には別途「Microsoft Office PowerPoint 2003」もしくは「Microsoft Office PowerPoint 2007」が必要です。
※アドインソフトウェアが付属する製品モデルは、「ビジネスユースモデル」 「プレミアムモデル」 「デュオモデル」となります。
ナレーション作成
PowerPointのノート部分にある原稿テキストを元にナレーション音声を作成します。作成されたナレーション音声は、サウンドオブジェクトとしてスライドへ自動的に貼り付けられます。
また、PowerPointの「アニメーションの設定」機能を利用することで、スライド内のアニメーションとナレーション音声のサウンドオブジェクトを関連付けたスライドを作成することができます。
作成済みナレーションの編集
作成されたナレーションは、ナレーション編集画面から、読みや発音といった基本的な編集を行うことができます。
フレーズ単位の発音設定や、グラフを使用した発音編集などの詳細な編集作業は、ボイスソムリエを呼び出して行うことができます。
サンプル音声ファイルダウンロード(WAV形式、1,302Kバイト)
読み上げテキスト入力
読み上げたいテキストを入力して、解析ボタンを押すだけで、自動的に読み仮名と発音が設定されます。搭載された辞書による強力な自動解析機能により、漢字かな混じり文の正確な読み分けを行います。発音調整後でも、気軽に文章の訂正が行えるようになりました。
Ver.2では、文章を変更した場合の自動再解析(変更したテキストに合わせて発音をリセットする処理)の範囲を大幅に縮小。テキストを変更した箇所(文節単位)以外の発音は保持されます。
変換画面のご紹介はこちら
「この橋の端を箸を持って渡るべからず」を、無調整で変換しています。
発音の調整
アクセントや文節区切りの調整をGUI画面で設定することができます。設定した発音は、文節・フレーズ単位での音声再生もできるので、確認も簡単です。
韻律の調整
イントネーションや発音の長さを、グラフを使ってアナログ的に微調整することが可能です。例えば、語尾を上げるには、グラフ上の最後の発音箇所をマウスでドラッグして上げるだけです。
定型文機能
頻繁に利用するパターンのテンプレート(定型文)を作成できます。利用時にはテンプレートを選択し、 黄色の差込箇所をテキスト入力するだけで、長い読み上げ音声も素早く作成することができます。
また、複数の単語からなるフレーズ(1文以内)を、「定型文」として最大50,000件まで保存可能です。
声の種類
2種類の声を用意していますので用途に応じて音声の種類を使い分けることができ、どなたでも簡単に、高品質な音声を作成できます。
- 女性1(標準)アナウンサーのような落ち着いた声
- 男性1(標準)アナウンサーのような落ち着いた声
※PPT2Voiceには、ボイスソムリエ(デュオモデル)がバンドルされていますので、2種類の声音をご利用頂けます。
複数音色の切り替え
上記2種類の音声を、1文単位(※)に切り替え可能としました。これにより、複数の話者によるナレーションシナリオを作成することが可能です。
※1文とは句点「。」で区切られる文章の単位です。
サンプル:eラーニング「個人情報保護」(準備中)
読み上げ方法・解析方法の設定
読み上げ方法、解析方法などの細かな設定ができます。
読み
読み上げに関する設定をします。
(話速、声の高さ、抑揚、音量、エコー処理)
解析
記号や日時の解析方法や、アクセント強度などについて設定します。
(記号、数字、アルファベット、電話番号、日時、曜日、句読点・読点の長さ、無声音の有無、半濁音の有無)
句点
「。」ごとに空白時間を設定できます。(300~9999ms)
読み上げ速度
読み上げ速度を0.5倍~3倍で指定できます。
サウンド挿入
文章の任意の箇所に、サウンドファイル(WAV形式)を指定することで、ナレーションに効果音やBGMを付けることができます。
サンプル:サウンド挿入(準備中)
サンプル:フェードイン/フェードアウト(準備中)
音声データの保存
作成した音声は、編集内容を含んだボイスソムリエ形式のほか、Windows標準であるWAV形式のファイルとして保存できます。
ユーザー辞書
ユーザー辞書に、最新語や業界用語などを登録しておくと、読み解析時に登録した読み方が適用されるようになります。
- csv形式ファイルからの一括登録が可能
- 最大約6万5千件の単語が登録可能
発話時間の指定
全体の発話時間を指定することで、映像への音付けや音声CMなど、あらかじめ決められた尺にぴったりと収まる音声ファイルを作成することができます。